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論文

中性子(東海村): 中性子利用研究の新展開; 大型定常中性子源(JRR-3)と大強度パルス中性子源(J-PARC MLF)の協奏時代の幕開け

武田 全康

ぶんせき, 2021(11), p.611 - 615, 2021/11

東日本大震災の影響で10年にわたり運転を休止していた研究用原子炉JRR-3が2021年2月に運転再開したことにより、大強度陽子加速器実験施設(J-PARC)の物質・生命科学実験施設(MLF)の大強度パルス中性子源と大強度定常中性子源(研究炉)の両方を利用することのできる中性子科学推進の場が茨城県東海村の日本原子力研究開発機構原子力科学研究所の敷地内に実現した。本解説では、それらの施設の特徴とそこに設置されている装置群を紹介する。

論文

福島第一原子力発電所事故を契機に進展する分析化学

松枝 誠; 高貝 慶隆*

ぶんせき, 2021(4), p.160 - 161, 2021/04

東京電力福島第一原子力発電所(1F)の事故から2021年で10年を迎えようとしている。1F事故直後は、日本分析化学会にも多くの課題が投げかけられ、多くの会員がそれぞれの専門分野や様々な立場で活動を行った経緯がある。これらの課題は、汚染水対策のような事故直後の喫緊の課題やトリチウム分離や高放射線環境下での分析のように10年を経た今でも中々解決に至らない中長期的な課題などに大別されるが、分析化学を始めとする多くの技術者・専門家がこの課題に今なお奮闘している。このミニファイルでは、分析化学の観点からこの10年間に構築されてきた計測技術を一部紹介する。

論文

分析試料の正しい取り扱いかた; 環境(陸水)

望月 陽人

ぶんせき, 2021(1), p.2 - 7, 2021/01

日本分析化学会の学会誌「ぶんせき」の入門講座「分析試料の正しい取り扱いかた」において、陸水,堆積物および懸濁物質試料の取り扱い方について解説する。

論文

高速中性子直接問いかけ法を用いた核物質量のオンサイト測定

米田 政夫

ぶんせき, 2019(10), p.459 - 461, 2019/10

原子力施設の操業及び廃止措置時には核燃料物質を含む廃棄物が発生し、原子力事業者はそれら廃棄物に含まれる核燃料物質をオンサイトで計量する必要がある。主な計量の方法は放射線による非破壊測定であり、廃棄物が収納されたドラム缶を開封することなく実施される。また、廃棄物測定用途以外では、核セキュリティ分野等において核物質の非破壊測定が用いられている。核物質の非破壊定量法の分類として、パッシブ法とアクティブ法がある。パッシブ法とは、測定対象物に含まれる核物質等が自発的に崩壊する際に放出されるガンマ線や中性子を測定することにより核物質量を定量する手法である。それに対してアクティブ法とは、測定対象物の外部から中性子等を照射して反応を誘発し、放出される中性子又はガンマ線を測定して核物質量を定量する手法であり、特に中性子を計測する非破壊測定手法を「アクティブ中性子法」と呼んでいる。日本原子力研究開発機構(JAEA)の原子力基礎工学研究センター(NSEC)では、アクティブ中性子法の一つである「高速中性子直接問いかけ法(FNDI法: Fast Neutron Direct Interrogation)」を開発してきた。このFNDI法は、高感度で測定時間が短いというアクティブ中性子法が持つ特長に加え、パッシブ法で問題となる内容物の種類, 嵩密度, 不均一性、及び核物質の偏在の影響を受けにくいという特長も有することもあり、NSECにおいて廃棄物ドラム缶用の核燃料物質測定装置として実用化した。本稿ではアクティブ中性子法の測定原理及びその後の発展・実用化について紹介する。

論文

バイオアッセイにおける放射性核種分析の最近の動向

富田 純平

ぶんせき, 2019(3), p.112 - 113, 2019/03

バイオアッセイ試料中の放射性核種分析は、従来、煩雑な放射化学分離及び放射線計測により実施されてきた。しかしながら、近年、抽出クロマトグラフィーレジンの登場やICP-MSの感度向上及び干渉除去技術の進歩により、分析が迅速・簡便化されつつある状況にある。そこで、バイオアッセイ試料分析の例として、尿中のPu同位体及び$$^{90}$$Sr分析に着目し、従来及び最近開発された分析法について紹介した。尿中のPu分析法では、従来の陰イオン交換法と$$alpha$$線スペクトロメトリーによる分析法及び最近発表されたTEVA, UTEVA, DGA resinを使用した抽出クロマトグラフィーと高効率試料導入装置を連結したSF-ICP-MS測定によるUを高濃度に含む尿中Pu迅速分析法を紹介した。尿中の$$^{90}$$Sr分析法では、従来の発煙硝酸法によるSrの放射化学分離と$$beta$$線測定による分析法、TRUとSr resinによるSrの迅速分離と分離直後の$$beta$$線スペクトロメトリーを組み合わせた迅速分析法及びSr resinによるSrの分離とICP-MS測定を組み合わせた分析法について紹介した。

論文

核不拡散・核セキュリティに利用される微量分析技術

江坂 文孝

ぶんせき, 2018(10), p.408 - 411, 2018/10

本報告では、核物質粒子の探知技術、質量分析を用いたウランやプルトニウムの同位体比分析技術、さらに精製年代測定技術などの最新の研究成果をデータを示しながら紹介する。これらの分析技術は、核不拡散のための微量分析技術に役立てられている。

論文

地下水の放射性炭素分析における前処理法; 従来法の再評価と新規法の開拓

望月 陽人

ぶんせき, 2018(10), P. 461, 2018/10

地下水の放射性炭素分析のための前処理法について、近年、従来法(沈殿法,ガス化回収法)により得られた分析値の相互比較評価や新規手法の考案が進められている。本件は、これら研究論文の概要を、日本分析化学会の学会誌「ぶんせき」のトピックス欄に紹介するものである。

論文

レーザー微粒子化反応を利用した放射性廃液からの白金族元素分離法の開発

佐伯 盛久*; 浅井 志保; 大場 弘則*

ぶんせき, 2018(4), p.138 - 143, 2018/04

白金族元素は産業分野において高いニーズがあり、溶媒抽出法, 固相抽出法, 溶融塩電解法といったさまざまな分離回収法が開発されてきた。こうした分離法のうち、新しく開発された「レーザー微粒子化分離法」は、単純操作で非接触かつ高選択的に白金族を分離できることから、これまでの分離法に代わる有効な手法として期待されている。本稿では、レーザー微粒子化分離法の開発背景と基本原理について概説した。また、分析化学分野での応用例として、世界初の実測成功につながった使用済み燃料中の放射性パラジウム分析についても紹介した。

論文

質量分析法による放射性セシウムの分析

原賀 智子

ぶんせき, 2016(2), P. 70, 2016/02

本報告では、福島第一原子力発電所の事故以来、分析ニーズが高まっている環境試料中の放射性セシウムに対する分析法の動向についてまとめた。放射性核種の汚染源を推定する指標として、これまで$$gamma$$線測定によって測定可能な$$^{134}$$Cs/$$^{137}$$Csの放射能比が利用されてきたが、近年、より半減期の長い$$^{135}$$Cs(半減期2.3$$times$$10$$^{6}$$年)が注目され、その分析には質量分析法が利用されていることを述べた。実際の環境試料への適用例として、福島県等で採取した草,土壌,雨水等に対して、表面電離型質量分析法や四重極型誘導結合プラズマ質量分析法を適用し、$$^{135}$$Cs/$$^{137}$$Cs比を報告した例について紹介した。

論文

分析化学における放射光の利用, 放射光分析の応用; 環境分析

岡本 芳浩; 矢板 毅

ぶんせき, 2015(11), p.478 - 485, 2015/11

放射光を利用した分析化学の中で、環境試料を対象とした放射光分析の応用を紹介した。環境試料を、(1)どのような元素から構成されているかが分からない、(2)どのような化学形で存在しているかが分からない、(3)どのように分布しているかが分からない、の3つの視点から、放射光を使い分析している現況を解説した。それらを実現する手法として、蛍光X線分析とそれを使用した蛍光XAFS、最近利用が広がりつつあるイメージングXAFSとその応用、実際に使用された例を題材として取り上げて説明した。

論文

液/液界面電気化学

北辻 章浩

ぶんせき, 2015(6), p.239 - 244, 2015/06

AA2014-0843.pdf:3.48MB

混じり合わない二つの液相界面におけるイオンの移動反応あるいは電荷移動反応を、電気化学的手法を用いて調べた研究について、2012年から2014年までの文献を調査した。用いられた測定法ごとに分類して、その特長と発展、適用例などをまとめた。酸化還元非活性イオンの分析への適用や、界面吸着反応を利用した高感度分析の報告が多く、界面反応を利用する新規機能性材料開発などの応用研究が盛んになされている。

論文

J-PARCにおけるパルス中性子ビームの利用と展望,3; 高圧の科学と表面・界面の構造解析

服部 高典; 阿久津 和宏*; 鈴木 淳市*

ぶんせき, 2015(2), p.58 - 64, 2015/02

J-PARCのMLFでは、現在、18本の中性子ビームラインに実験装置が設置され、世界最高強度のパルス中性子ビームを用いた物質科学、生命科学、材料科学、素粒子科学、原子核科学等の学術研究や産業利用が行われている。本稿では、超高圧中性子回折装置「PLANET」および試料垂直型偏極中性子反射率計「写楽」の特徴に触れながら高圧の科学と表面・界面の構造解析について説明する。

論文

J-PARCにおけるパルス中性子ビームの利用と展望,1; 中性子ビームの特徴と結晶構造解析

阿久津 和宏*; 大原 高志

ぶんせき, 2014(11), p.617 - 621, 2014/11

J-PARCのMLFでは現在18本の中性子ビームラインに実験装置が設置され、世界最高強度のパルス中性子ビームを用いた学術研究や産業利用が行われている。本稿では、J-PARCおよびMLFの中性子実験施設の概要、中性子の特徴を紹介するとともに、中性子実験装置の一つである単結晶回折計「千手」の特徴に触れながら中性子結晶構造解析について説明する。

論文

中性子ビジュアルセンシング技術

呉田 昌俊; 瀬川 麻里子

ぶんせき, 2014(6), p.283 - 289, 2014/06

中性子線を利用して複合材料や機械部品等の内部を可視化し、記録した情報を分析することにより有意な物理量を測定する技術を中性子ビジュアルセンシング技術と呼ぶ。本稿では、技術の基礎と著者が研究開発した手法や装置を用いた応用事例について、次に大強度陽子加速器施設J-PARCを利用した最先端技術の研究開発の現状と応用について全体像を記し、最後に放射線利用装置開発のノウハウを企業による微量元素分析装置開発に生かし製品化に成功した事例を紹介する。

論文

核鑑識のための分析法

江坂 文孝

ぶんせき, 2014(2), p.76 - 77, 2014/02

核鑑識では、ウランやプルトニウムなどの核物質の出所を明らかにするために、その起源や履歴を調べるための様々な分析法が必要とされる。このため、ウラン鉱石やイエローケーキ中の不純物元素の分析、ウランやプルトニウム同位体比の分析、親核種と子孫核種の比を測定してウランやプルトニウムが精製された年代を調べる方法の開発などが行われている。本解説では、これらの分析法の最近の開発状況について紹介するとともに核鑑識における分析化学の果たす役割の重要性について述べる。

論文

レーザー分光を用いたアクチノイドの状態分析

青柳 登; 斉藤 拓巳*; 木村 貴海

ぶんせき, 2013(9), p.536 - 542, 2013/09

この総説では、アクチノイドイオンや錯体の状態分析を、レーザー分光によって行なった最近の研究を取り上げる。章立ての構成は、(1)アクチノイド化合物の研究動向、(2)レーザー分光によるアクチノイド化学状態分析の原理、(3)レーザー分光によるアクチノイド化学分析の現状と進歩、(4)今後の展望、である。著者らが最近取り組んでいる、クライオスタット温度のウランの分光測定や、マルチモード因子分析を用いた解析の応用例を紹介する。レーザー分光の優位性が読み取れる内容である。

論文

分析における試料前処理の基礎知識; 放射性核種分析のための前処理方法

浅井 志保

ぶんせき, (462), p.316 - 321, 2013/06

本件は、シリーズ連載「分析における試料前処理の基礎知識」のうち、特に放射性核種分析に関連した事項について分担執筆したものであり、前処理をキーワードに基本的な技術情報について実例を交えて幅広く解説した。また、放射性物質を含む試料の取扱いについて、一般無機分析の前処理と異なる点に着目し、特別に配慮すべき点などにも言及した。前半部分では、放射性核種分析に用いる装置の特徴について、分析対象となる核種の物理化学的性質に応じて説明し、後半部分では、分析対象試料の性状ごとに具体的な前処理方法を紹介した。

論文

放射線取扱主任者

駿河谷 直樹

ぶんせき, 2012(9), p.505 - 506, 2012/09

分析化学に関係する資格として、放射線を取り扱う実験や分析を行う場合に必要となる放射線取扱主任者について解説した。本稿では、放射線取扱主任者に関する基本情報や関連業務、資格受験に関する情報等を中心に概説している。

論文

核物質の分析

駿河谷 直樹

ぶんせき, (451), p.386 - 393, 2012/07

ウランやプルトニウなどの核物質に関連するアクチノイドの分析について、2005年から2012年の研究論文に基づいて最近の進歩をまとめた。その動向としてICP-MSが固相抽出法と組合せて活用され、さらに環境負荷低減にも有効な微少量のフロー系分析に向かっている潮流が顕著である。一方、古典的な手法で丁寧に精密分析する方法においても確実な進歩が概観でき、その他の新しい技術も含めた多様化により分析の選択肢が広がっているとの印象を強く受ける。本進歩総説は約100編に及ぶ論文を概観した結果である。

論文

LA-ICP-MSによる生体試料中アクチニド核種の可視化と定量

辻 愛規

ぶんせき, 2011(11), P. 673, 2011/11

バイオイメージングの分野において近年、レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法を用いた細胞中核種の測定が報告されている。本件は、これら研究論文の概要を、分析化学会の学会誌「ぶんせき」のトピックス欄に紹介するものである。

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